「Caligula2/カリギュラ2」の感想。恋愛要素はないけれど仲間との青春を味わえる学園ジュブナイルRPG【女主人公が選べるゲーム】

PS4、Nintendo Switch「カリギュラ2」の感想をまとめました。

カリギュラ2の好きなところ、女主人公のゲームとしてのよかったところを書いてます。

カリギュラ2について

  • 対応ハード:PS4、Nintendo Switch
  • 発売元:フリュー
  • 発売日:2021/6/24
  • ジャンル:学園ジュブナイルRPG

2016年6月23日に発売された「カリギュラ」の続編。(キャラクターや舞台が一新されているため、前作未プレイでも問題なく楽しめた)

ストーリー

舞台はバーチャドール「リグレット」が創造した仮想世界「リドゥ」。

「リグレット」の歌を聴いた人間は「リドゥ」に取り込まれ、現実での記憶を消され、過去の後悔をやり直した自分の理想の姿で新しい人生を過ごすことができる。

「リドゥ」を壊すためにやってきたもう1人のバーチャドール「キィ」。

「キィ」は主人公や現実の存在を知ってしまった仲間たちに戦う力を与え、現実への帰宅を目指す「二代目帰宅部」を結成。

しかし、リドゥの破壊を望まない「オブリガードの楽士」たちが「二代目帰宅部」の行く手を阻む。

応援したくなるいいキャラばかり

過去の後悔という重いテーマでありながら、すごく応援したくなるいいキャラばかり。

キィ

主人公の相棒となるもう1人のバーチャドール。リドゥを破壊を目指す。

明るい歌声、テンションが癒し。

初めは人間の気持ちがわからずにずけずけ物事をいってしまうけれど、仲間たちと接することで少しずつ人の感情を理解していく姿が好き。

帰宅部員たち

帰宅部として現実世界への帰宅を目指す仲間たち。

どの部員たちも過去の後悔を抱えていて現実から逃げ出してきた普通の人。

部員たちの過去の後悔は個別シナリオ「キャラエピソード」を通して知ることができる。

ストーリーからは想像がつかない重いものも多い。

そんな部員たちが悩みながら少しずつ現実の自分に向き合っていこうとする姿にグッとくる。

仲間たちが癒し

重い過去を抱える帰宅部のメンバーだけれどもみんな仲良しでやり取りはほっこりさせられるものばかり。

特にダンジョン探索中の画面左下に流れる仲間同士の会話がかわいい。

カリギュラ2ゲーム画面

戦闘前後の各キャラクター同士個別の掛け合いもかわいくて癒される。

斬新な戦闘システム

戦闘システムは基本的にターン制のバトルでありながら、未来の敵の行動を確認することができる「イマジナリィチェイン」が楽しい。

敵の攻撃に合わせてカウンターを決めたり、ガードすることができる。

うまく味方と連携してコンボが決まった時がめちゃくちゃ爽快。

世界観に引き込まれる楽曲たちが最高

カリギュラ2の世界観に引き込まれる楽曲たちが最高すぎる。

それぞれの楽曲は楽士たちが作曲し、リグレットが歌っている設定になっていて、章のメインとなる楽士の楽曲がゲーム内で流れる。

ダンジョン探索中はインスト、戦闘が開始するとシームレスに歌入りになる演出、戦闘中の空間が楽曲に合った歌詞、PVが流れる演出が楽しめる。

カリギュラ2戦闘画面

ゲームを進める度に楽曲にハマっていく。楽士を倒すと相棒であるキィが楽曲を歌えるようになるキィverや楽士戦で流れるリミックスverもあるので聴き比べも楽しい。

また、楽士が作った曲ということもあり、歌詞には楽士の後悔や思いが込められている。

クリア後に聞くと歌詞の意味を理解できるようになり、楽士たちに対して感情移入ができて、何度聞いても楽しめる。

サントラの試聴の公式動画の演出がかっこいいからおすすめ。サントラ買っても見ちゃう。

女性主人公のゲームとしての感想

主人公について

カリギュラ2女主人公

主人公は女性、男性の性別を選択可能。

楯節学園高等部2年生。現実世界への帰宅を目指す「帰宅部」の部長として部員たちと共に戦う。

見た目は固定。

選択肢によって発言が変わる無口の主人公。戦闘時にボイスあり。

恋愛要素ないけれど部員との信頼関係が熱い

恋愛要素はないけれど、主人公と部員たちの信頼関係が楽しめた。

部員の日常や内面がわかる各9個の個別シナリオ「キャラクターエピソード」で主人公と部長の絆が深まっていく過程が描かれていてよかった。

部員たちがどんな後悔を抱えてリドゥに来たのかが明らかになるキャラエピの後半はかなり重い。

ほとんどの悩みはどうしようもないものばかりだし、向き合いたくない現実を主人公に明かすことで負の感情をぶつけてくる部員もいる。

けれど、主人公と話をすることで後悔とどう向き合うかを考えられるようになっていく。

キャラエピを終えることで部員から主人公への戦闘前後での台詞が信頼を感じられるものに変化するのもよかった。

主人公の性別による変化は丁寧

主人公の性別によってキャラの会話・反応が細かく変化する。

例えば、女性キャラが「女子会したい」といった時に女性主人公には「部長が幹事かな?」、男主人公には「部長抜きで話してごめん」とセリフが変わる。

キャラの台詞で主人公の性別に違和感の感じる部分は全然なく、自然に女の子扱いされいてよかった。

女主人公選んでるのに男扱いされることもなかった。(前作は女主人公の男扱いがあったらしい)

チャラ男設定がある小鳩先輩は主人公の性別でかなりセリフが変わる印象。

カリギュラ2

主人公の性別によって返事が変わるWIRE

一問一答形式でキャラに質問を送ることができるチャット機能「WIRE」。

回答がキャラクターの個性が出ていて本当にやりとりしてるような感覚になって楽しい。

この「WIRE」も主人公の性別によってキャラからの返事が一部変わる。

2021年11月のアプデで追加された質問(「一緒に住んでみる?」とか)で主人公の性別で変化する回答が増えた。

まとめ

PS4、Nintendo Switch「カリギュラ2」の感想でした。

後悔を抱えた普通の人たちが現実の自分に向き合っていこうとする姿、世界観に引き込まれる楽曲が魅力の大好きなゲームです。

恋愛要素はないけれど仲間同士の信頼関係や主人公の性別による変化を楽しめるので女主人公のゲームを楽しみたいという人にもおすすめできると思います。

参考になれば嬉しいです。

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