本作「Fate/EXTELLA」は「Fate/EXTRA」シリーズの続編となります。
前作は女主人公ゲームとしての作りは雑だったものの、女主人公とサーヴァント(アーチャーやギルガメッシュ)との関係性を楽しめるゲームとなっていました。
しかし、本作は女主人公ゲームとしてさらに劣化・・・!本当にいまいちでした。
特に前作の女主人公とアーチャーやギルガメッシュとの関係性が好きだった方にはかなり注意が必要!
今回はどこが女主人公ゲームとしていまいちと感じたかをまとめています。
Fate/EXTELLA LINKとは?
- 対応ハード:PS4,PSVita,Nintendo Switch,Steam,iOS,Android
- 発売元:マーベラスエンターテイメント
- 発売日:2016/11/10
- ジャンル:ハイスピードサーヴァントアクション
Fateシリーズの外伝である「Fate/EXTRA (フェイト/エクステラ)」シリーズの3作目。
ストーリー
電子虚構世界「SE.RA.PH」における「月の聖杯戦争」、聖杯である霊子コンピューター「ムーンセル・オートマトン」の所有権を巡る戦いは終わった。
「月の聖杯戦争」の覇者となったネロ・クラウディウスとそのマスターは王の指輪「レガリア」を入手し、他のサーヴァント達を臣下として傘下に収め、新しくなった「SE.RA.PH」の開拓・統治を始めた。
しかし、彼らの前にサーヴァントを従えた玉藻の前、アルテラが敵として立ち塞がる。
「ネロ・玉藻の前・アルテラ」、3つの陣営による、月の世界の存亡を懸けた戦いが今、始まる。
「Fate/EXTRA」シリーズから大幅にゲームが変化
「Fate/EXTRA」、「Fate/EXTRA CCC」の続編でありながら、ゲーム性や設定が大幅に変化しました。
アクションゲーム
前作ではダンジョンを探索して、敵と遭遇したらコマンドバトルをするゲーム性でしたが、今作はアクションゲームに。
サーヴァントを操作して、敵をバサバサ倒していくいわゆる無双ゲームとなりました。
操作は簡単なので、アクションゲームが苦手な人でもプレイしやすいと思います!
登場サーヴァントは16騎。全員操作可能。
「Fate/EXTRA 」シリーズのキャラクターだけではなく、他Fate作品のキャラクターも登場します。
設定が前作のゲーム本編と異なる
本作は前作「Fate/EXTRA」、「Fate/EXTRA CCC」の続編でありながら、前作のゲーム本編と設定が異なる点が多いです。
前作をプレイしていても「?」となる部分があります。
どうやら本作は前作の設定をアレンジしたものをもとにシナリオが描かれているようです。
本作の設定を理解するためにはまずシナリオ担当の奈須きのこさんが書いたブログを見るのをおすすめします。
前作はプレイした方がいい?
ストーリーを楽しみたいなら、前作「Fate/EXTRA」、「Fate/EXTRA CCC」をプレイした方がいいと思います。
大幅に設定が変更されているのですが、本作のストーリーは前作の内容を引き継いでいます。
本作からでもある程度はついていけますが、前作をプレイしないと「?」となる部分は多いかもしれません。
女主人公のゲームとしての感想
本作の主人公の紹介とがっかりポイントをまとめています。
主人公について
性別が男女で選択可能。見た目は固定。
ある事情により、精神・魂・肉体の3つに分断されてしまった。
主人公の性別による変化
主人公の性別による変化は基本的にありません。
また、前作と同じく女主人公であっても男扱いなので、作りが雑に感じるかもしれません。
ただし、ストーリーに出てくる一枚絵が女性主人公と男性主人公で変化します。
女主人公が綺麗なイラストでサーヴァントと共演しているのは感動しました。
がっかりポイント
がっかりしたポイントは3つ。
アーチャールート、ギルガメッシュルートがない
本作最大のがっかりポイントはアーチャー、ギルガメッシュルートがないことです。
本作では「Fate/EXTRA」と設定が異なり、主人公が契約しているサーヴァントはセイバー、キャスターになっています。
主人公とアーチャー、ギルガメッシュが契約していた事実がなかったことになってます。(一応設定としては存在するけれど匂わせ程度)
また、ストーリーのルートも「セイバー・キャスター・本作から追加されたアルテラ」の3ルートのみ。
ストーリー上で主人公とアーチャーやギルガメッシュが関わることがなくなりました。
前作のアーチャーやギルガメッシュと主人公の関係性が好きだったのでがっかり。
女主人公と異性キャラの絡みなし
アーチャーやギルガメッシュ、そのほか男性サーヴァントも登場しますが、女主人公との絡みはほぼなかったです。
「セイバー・キャスター・アルテラ」がメインのストーリーのため、そもそも男性サーヴァントの出番も少なめ。
また、サーヴァントごとに個別ストーリーもありますが、主人公との絡みはなし。
女主人公と異性キャラの絡みが好きな人はがっかりすると思います。
女主人公と女性キャラとの恋愛要素
主人公は性別拘らず、ほとんどの女性キャラクターから恋愛的な意味で好かれています。
なので、女性同士の恋愛要素ががっつりあります。苦手な人は注意した方がいいです。
また、作り込みが甘くて、男主人公の見た目だけを女主人公に変えただけなので雑さなので、女性同士の恋愛が好きな人でも楽しめないところが残念。
ここらへんの作りは「Fate/EXTRA」、「Fate/EXTRA CCC」と変わらないので前作を楽しめた方は問題なく遊べると思います。
まとめ
「Fate/EXTELLA LINK」の女主人公ゲームとしてのがっかりポイントまとめでした。
前作の女主人公とアーチャーやギルガメッシュとの関係性は大好きだったので、本作の主人公と2人の関係の消滅はあまりにもショック。
ましてや本編にも絡みがないのは辛すぎました・・・。
また、女主人公ゲームとしても作り込みが甘く、主人公の性別関係なしに男扱いされるので、今作からプレイするのもいまいちです。
ただし、サーヴァントを操作して、無双できるのはエクステラシリーズならではなので、好きなキャラがいる方にはおすすめできるかもしれません。