PSP「Fate/EXTRA (フェイト/エクストラ) CCC」の感想をまとめました。
女主人公のゲームとしてよかったところをメインに書いてます。
Fate/EXTRA CCCとは?
- 対応ハード:PSP
- 発売元:マーベラスエンターテイメント
- 発売日:2013/3/28
- ジャンル:対戦型ダンジョンRPG
Fateシリーズの外伝である「Fate/EXTRA (フェイト/エクストラ)」の続編作品。
前作のあらすじは今作では語られないため、前作プレイをおすすめします。
ストーリー
霊子虚構世界「SE.RA.PH」で行われる聖杯戦争本戦の最中、突如異常事態が発生。
主人公を始めとする聖杯戦争参加者は「月の裏側」に閉じ込められる。
今作では月の表側では敵同士であるマスターたちと協力することに。
レオを会長とした「月海原生徒会」を結成して、月の裏側からの脱出を目指す。
前作ではトーナメント戦で全員が敵同士のため、殺伐とした雰囲気があったけれど今作では仲間同士がわいわいやっているので楽しい。
旧校舎の校庭に存在するダンジョン「サクラ迷宮」を突破すれば月の表側に戻れることが判明し、深層を目指す。
人を選ぶ要素が多め
今作のストーリーや登場人物はかなり人を選ぶなと思う要素が多い印象。
BBたち
主人公の前に立ちはだかるのはBBとBBが率いる少女たち。
BBは今回の騒動を引き起こした人物でもあり、主人公たちを月の裏側から出さないと宣言。
BBが率いるパッションリップとメルトリリス。
2人とも格好がやばい。
シークレットガーデン
「サクラ迷宮」では各フロアごとに少女たちがボスとして登場する。
各フロアには特殊なシールド(ボスの心の壁)が張られていて、「シークレット・ガーデン(SG)」という鍵を使うことで突破することができる。
SGとは隠しておきたい心の秘密。でダンジョンの奥に進むにはボスの心の秘密を暴くことが必要になる。
なぜかSGにはイラストが用意されていて、ボスの秘密(1人につき3つ)が明かされるごとに花びらが消えていく仕様。
各ボス戦のラストもやばくて、少女たちを言葉攻めにして論破していくもの。
専用の1枚絵は過激すぎてびっくり・・・。
ストーリー自体は面白いけれど人を選ぶなとは思う。
女主人公のゲームとしての感想
主人公について
月海原生徒会の一員として月の裏側からの脱出を目指す。
性別が男女で選択可能。見た目は固定。
選択肢によって発言が変わる無口の主人公。
ただし、モノローグが出るので無個性ではなく、若干クセがあるから人を選ぶかも
主人公とサーヴァントの信頼関係が楽しめる
今作ではサーヴァントの個別イベントに加え、エンディングも追加され、前作よりさらに主人公とサーヴァントの信頼関係が楽しめるようになった。
サーヴァントを選ぶ
サーヴァントは前作から引き続き「セイバー」、「アーチャー」、「キャスター」の3名から選択可能。
今作からは「ギルガメッシュ」が追加。
選んだサーヴァントでストーリーは変化ないが、発生するイベントや会話が変化する。
サーヴァントとのイベントが前作以上に豊富
サーヴァントとの個別のイベントが前作に比べて大幅に追加。
サーヴァントにもSGがあり、個別イベントを進めることで秘密が明らかになっていき、上にある花びらも減っていく。
男性キャラにもあるのが衝撃的。見た目がやばいので人は選ぶかも。
マイルーム
マイルームで交流を深めたり、コスチュームチェンジ(水着もある)もできる。
コスチューム着用した際の専用会話があるのも楽しい。
マイルームに関する公式動画はこちら。
サーヴァントごとのエンディングが追加
今作ではサーヴァントごとに専用のエンディングも追加。
前作ではサーヴァント関係なくエンディングは1つだったので嬉しかった。
エンディングの内容もサーヴァントによって全然違うのでやりこみ要素が楽しめる。
ギルガメッシュルートがよかった
私は今作から追加された新サーヴァント「ギルガメッシュ」がお気に入り。
「fate」ファンにはお馴染みの悪役キャラなので主人公のサーヴァントとして契約できることに感動する人もいるんじゃないかな(私はエクストラシリーズからFateを知ったので知らなかったけれど)
初めは主人公と気まぐれで契約して選択肢をミスると殺されるような関係がストーリーを進めるにつれて信頼関係に変わっていく展開が好きだった。
ストーリーをある程度進めると、戦闘後のボイスが変わって心配してくれるようになるのもよかった。
前作キャラとの信頼関係が熱い
前作で敵として登場したマスターたちと今作では共闘することになる。
トーナメント戦で全員が敵同士だった前作と違い、月の裏側から脱出するために協力関係なったことによって内面が深掘りされ、よりキャラクターのことが好きになれた。
コメディ描写も多く、意外な一面を見て驚くことも。
レオは前作と違いすぎてびっくり。月の裏側にいる間はハーウェイ次期当主としての使命から解放されているので年相応にはしゃいでる設定。
そんな仲間たちと主人公の信頼関係もすごく見応えがあり、泣けるシーンも多かった。
ユリウスと主人公の関係がよかった
前作から好きな「ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ」が今作でも活躍。
前作では敵として登場したユリウスが、今作では生徒会の一員として主人公に協力する嬉しい展開だった。
生徒会に振り回される苦労人な一面やお金に困る主人公になけなしの全財産をあげる優しい一面を見ることができる。
主人公の「ダンジョンからの帰還後に暖かく出迎えてほしい」というリクエストに対するユリウスの反応がお気に入り。
女主人公を楽しむゲームとしては微妙
前作よりかは男扱いされる雑さは減ったものの、女主人公のゲームとしては微妙。
基本的に男扱い
基本的に会話は男主人公の流用のため、女主人公でプレイすると会話に矛盾や違和感を感じる。
男扱いされた主人公が「いや、女なんですけど!」と心の中でツッコミを入れる描写もちょくちょくある。(周りのキャラはだれもフォローしない)
男キャラからは男友達ぽい扱いを受けてる感じ。恋愛要素はない。
アーチャーは性別差分あり
ただし、サーヴァント「アーチャー」は主人公の性別でかなりセリフやイベントが変わる。
二人称が男主人公だと「お前」、女主人公だと「君」になり、女主人公の方が口調が柔らかい。
また、女主人公でないと見れない個別イベントもある。
恋愛要素はないけれど、アーチャーのクールでありながらも世話焼きお兄さんなギャップが刺さる人には刺さると思う。(主人公からアーチャーにはちょっと気になるお兄さんぽい描写がある)
女性キャラクターとの恋愛要素がある
男性キャラクターとの恋愛要素はないものの、女性キャラクターとの恋愛要素がある。
前作より女性キャラクターが増えた分、さらに主人公がモテる。
女性同士の恋愛要素はOKだけれど、男主人公のイベントを流用しているだけなので微妙。
まとめ
PSP「Fate/EXTRA (フェイト/エクストラ) CCC」の感想でした。
女主人公ゲームとしては正直微妙だったり、かなり人を選ぶストーリーですが、主人公とサーヴァントや前作は敵であった仲間たちとの信頼関係が楽しめるお気に入りのゲームです。
前作の「Fate/EXTRA (フェイト/エクストラ)」がリメイクされることも発表されたため、CCCのリメイクも期待しています。
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