「ファイアーエムブレム エンゲージ」の主人公の性別による変化・恋愛要素を中心にまとめてます。
「ファイアーエムブレム」シリーズでは主人公と仲間もしくは仲間同士の結婚が可能でしたが、本作では廃止となりました。
ですが、従来の結婚に近い「エンゲージ」システム、今作も仲間の内面が深掘りされる「支援会話」も登場します。
いままでの作品に比べると恋愛要素は薄めになりましたが、キャラゲー要素はいつも通り強いため、女主人公ゲームとしては楽しめるのかなと思います。
参考になれば嬉しいです。
ストーリーのネタバレはないようにしています。PVや公式HPで公開されている内容については触れています。
ゲームの概要
- 対応ハード:Nintendo Switch
- 発売元:任天堂
- 発売日:2023/1/20
- ジャンル: シミュレーションRPG
本作はファイアーエムブレムシリーズ完全新作の18作目です。
ストーリーやキャラクターは新規のため、今作からのプレイでも問題なく楽しめます。
ですが、旧作のキャラクターも多く登場するため、旧作もプレイしていた方が楽しめる要素もあります。
あらすじ
本作の舞台は、四つの王国と一つの聖地からなる世界「エレオス大陸」。
人々と邪竜との間で戦争が勃発。神竜と人間は異界の英雄「紋章士(エムブレム)」の助けを借りながら各国の戦士とともに一丸となって戦い、長きにわたる戦いの末、邪竜を封印しました。
FEエンゲージの物語が始まるのは邪竜との戦いから千年後。時が経つにつれ封印の力が弱まり、邪竜復活の兆しが見え始めます。
神竜である主人公は邪竜を再び封印するため、かつてともに戦った紋章士たちが宿る12個の指輪を集める旅に出ることになります。
戦略性の高い戦闘
本作の先頭は「シミュレーションRPG」というジャンルです。
マス目上のマップに配置された仲間を移動させ、敵を撃退していきいます。
キャラクターの移動範囲や敵との相性を考えて行動する戦略性があります。
拠点「ソラネル」
主人公たち一行の拠点となるのが空に浮かぶ離宮ソラネルです。
戦闘前後に立ち寄ることができ、カフェや店の施設で食事をしたり、武器を補充して次の戦いに備えることができます。
また、主人公が仲間と食事をしたり交流を楽しんだり、ミニゲームを楽める嬉しい一面もあります。
女主人公ゲームとしての特徴
本作の主人公の特徴、恋愛要素やおすすめの要素を紹介します。
主人公について
神竜王ルミエルの子であり、竜の血を引く王族のみが持つ、紋章士を指輪から喚び出す力を使うことができます。
千年前の邪竜との戦争後、長きに渡り眠り続けていた影響で、過去の記憶を失っています。
外見(性別)と名前、誕生日が変更可能。
見た目は固定。
前作「風花雪月」無口で会話が選択肢の主人公とは異なり、今作の主人公は他の登場人物同様に性格の設定があり、会話もします。
「ファイアーエムブレム if」の感想。恋愛要素がやばいシミュレーションRPG【女主人公が選べるゲーム】
「ファイアーエムブレム 覚醒」の感想。結婚できるシミュレーションRPG【女主人公が選べるゲーム】
性別による違いがなくなった
今作から主人公の性別ではなく、外見を選択するという形に変更になりました。
その影響なのか、どちらの主人公を選んでもシナリオや台詞に変化がありません。
キャラからの呼び方が「お兄ちゃん」、「お姉ちゃん」と変化する程度。
結婚のような要素はあるが恋愛要素はない
本作では主人公が仲間1人限定で指輪を渡すことで、特別な関係「パートナー」になることができます。(前作までの結婚と同様のシステムですが、結婚とは明言されていません。)
パートナーになる時に特別なイベントが発生したり(一枚絵あり)、エンディングが一部変化します。
ただし、主人公の性別関係なく、全ての同性・異性の仲間が対象です。
なので、お互いの関係は恋愛関係というよりも生涯の相棒という印象。
信頼関係は楽しめますが、恋愛要素はないので結婚・恋愛を期待しているプレイヤーはがっかりするかもしれません。
仲間同士の結婚もなくなった
また、仲間同士ではパートナーになることができません。(支援会話はあります。)
好きなキャラが他の異性キャラと仲良くなるのは微妙だなという方にはいいかもしれません。
前作「風花雪月」の同性同士の友情ペアエンドが好きだったのでこの要素も少しがっかりです。
仲間との交流が豊富
恋愛要素はなくなりましたが、シリーズお馴染みの仲間たちとの交流は豊富です。
支援会話
「支援会話」は仲間同士の支援レベル(好感度・3段階)を上げると発生する特別な会話です。
主人公と仲間、仲間の同士の一対一の会話を3段階見ることができます。
キャラによって支援を組める相手は決まっています。
主人公は仲間の全員が対象です。
新要素「お目覚め会話」
今作で一番乙女要素が高いのが新要素「お目覚め会話」です。
「お目覚め会話」では、マイルームで休憩した主人公を仲間が起こしに来てくれます。
眠っている主人公の寝顔を見た仲間の呟きが聞けます。
相手はランダム。支援レベルに合わせて台詞が変化します。
また、パートナーからは特別なお目覚め会話を聞くことができます。
立体音響?なのか仲間がそばにいるように声が聞こえたり、内容も相まって乙女ゲームみたいでかなりドキドキできると思います。
着せ替えが豊富
本作は今までのシリーズの中で一番着せ替えが豊富です。
主人公、仲間たちの水着、私服まで様々。
過去作キャラの活躍
本作では過去作に登場した英雄たちが指輪に宿り、キャラクターたちに力を貸す「紋章士」として登場します。
紋章士は戦闘で力を貸してくれたり、交流することもできます。
シリーズをプレイしたことがある方なら知った顔があるのではないでしょうか。
相棒・マルスとの関係がいい
1作目「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」の主人公マルスは紋章士として主人公に力を貸してくれます。
序盤からマルスは序盤から相棒として主人公を支えてくれ、ストーリーでも活躍する頼もしい存在です。
主人公に優しい言葉を掛けてくれることもあるのでときめく方も多いと思います。(紋章士なのでパートナーになれないし、原作で相手がいるのはわかっていますが・・・!)
絆会話
「絆会話」は紋章士と主人公、仲間同士の会話です。
全てのキャラに3段階用意されています。
支援会話に比べるとテキスト量は少なめで一言二言のやり取りですが、過去作のキャラやネタに言及することもあります。
過去作ファンには嬉しい要素です。
指輪磨き
使い込んで汚れてしまった紋章士の宿る指輪は「指輪磨き」で綺麗にすることができます。
コントローラーを使って指輪を磨けるのですが、磨き方によって紋章士の反応が変わります。
いろいろな反応、かなり際どいものまで見れるので、指輪を磨いているだけなのに背徳感を感じます。
絵面的にはかなりシュールなんですが、おすすめの要素です。
まとめ
「ファイアーエムブレム エンゲージ」の主人公の性別による変化・恋愛要素のまとめでした。
本作ではシナリオや会話での主人公の性別の違いがなくなり、すべて男女共通となりました。
仲間とは性別関係なく特別な関係「パートナー」になれますが、相棒的な表現で恋愛要素はないです。
結婚や恋愛要素に期待していると少し期待外れに感じるかもしれません。
ですが、女主人公ゲームとして楽しめる要素もたくさんあります。
仲間や紋章士との交流、豊富な着せ替え機能。
特に新要素「お目覚め会話」、シュールな「指輪磨き」はなかなか乙女度が高いです。
本作はイケメンが豊富ですし、少年、まさかの男の娘までいます。
気になるキャラがいる方にはおすすめできると思います。