「ファイアーエムブレム 風花雪月」を女性主人公のゲームという目線で主人公の性別による変化・恋愛要素を中心にまとめてます。
ストーリーのネタバレはないようにしています。PVや公式HPで公開されている内容については触れています。
ゲームの概要
- 対応ハード:Nintendo Switch
- 発売元:任天堂
- 発売日:2019/7/26
- ジャンル: シミュレーションRPG
ファイアーエムブレムシリーズ17作目。
ストーリーやキャラクターは新規のため、今作からのプレイでも問題なく楽しめます。
あらすじ
3つの勢力のによって統治されているフォドラ。
- アドラステア帝国 :千年以上の歴史を持ち、大陸の南半分を支配する
- ファーガス神聖王国:寒冷な北の大地を、王と騎士たちが治める
- レスター諸侯同盟:大陸の東側で、王を戴かず有力貴族による共同体を成す
かつては戦争で荒れていたフォドラであったが、現在は3つの勢力の均衡によって、平穏が保たれています。
本作の舞台は3つの国の中心に位置している「ガルグ=マク大修道院」です。
大修道院はフォドラの人々が信仰するセイロス教の総本山。また、士官学校としてフォドラの若者たちを成長させる士官学校としての役割を担っています。
主人公は大修道院で教師として赴任することとなります。
3つの学級
「ガルグ=マク大修道院」には3つの学級が存在していて、フォドラの各国の出身者によって形成されています。
- 黒鷲の学級(アドラークラッセ):アドラステア帝国 出身者中心
- 青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ):ファーガス神聖王国出身者中心
- 金鹿の学級(ヒルシュクラッセ):レスター諸侯同盟 出身者中心
主人公は担任となる学級を選択し、担任としてクラスの生徒たちを指導します。
2部構成のストーリー
本作は2部構成のストーリーです。
主人公が士官学校の教師として生徒を指導する第1部、士官学校の日々から5年後、3国の戦争が勃発する第2部。
選んだ学級によって、第2部のストーリーが大きく変化し、担任に受け持った学級の国家の一員として、他の国家の元生徒たちと戦っていくこととなります。
2つに分かれたゲームパート
本作は日常パートと戦闘パートの2つに分かれています。
日常パート
日常パートでは主人公は学内を自由に走り回ることができます。
戦闘に備え、生徒たちと指導をしたり、交流することができます。
戦略性の高い戦闘パート
もう一つの戦闘パートでは、マス目上のマップに配置された仲間を移動させ、敵を撃退していく「シミュレーションRPG」。
キャラクターの移動範囲や敵との相性を考えて行動する戦略性があります。
育成要素が楽しい
主人公は生徒たちを指導し、その能力を伸ばしていきます。
生徒たちには得意分野や苦手分野があります。
剣が得意な生徒の剣術、魔法が得意な生徒の魔術を伸ばす得意分野に合わせて成長をさせたり。
はたまた、剣術が苦手な生徒の剣術を伸ばすことも。自由な育成が楽しめます。
最強の生徒を作るのが楽しいやりこみ要素の一つです。
女主人公ゲームとしての特徴
本作は女主人公のゲームとしてめちゃくちゃおすすめできる作品です。
女主人公で仲間たちとの交流はもちろん結婚の恋愛要素を楽しめます。
特に仲間たちとの交流のボリュームはえげつないくらい豊富。
長い時間を掛けて仲間たちの内面を深く知り、結婚できるため、より感動が大きい。
他の作品にはないくらい仲間たちの深掘りが丁寧で感情移入できます。
そんな本作の主人公の性別による変化・恋愛要素を詳しく紹介していきます。
主人公について
ガルグ=マク大修道院の士官学校の教師。
女主人公
男主人公
見た目は固定。
選択肢によって発言が変わる無口の主人公。戦闘時のみボイスあり。
前作の「if」や「覚醒」では見た目や口調のキャラメイクができたため、見た目固定は少し残念だけれど、とにかく主人公たちの見た目がいい!
かっこいいし、きれい!一目で気に入った。
「ファイアーエムブレム if」の感想。恋愛要素がやばいシミュレーションRPG【女主人公が選べるゲーム】
「ファイアーエムブレム 覚醒」の感想。結婚できるシミュレーションRPG【女主人公が選べるゲーム】
主人公の性別による違い
主人公の性別によるストーリーの流れに変化はないですが、キャラクターの台詞が一部変化することがあります。
特に女性好きのシルヴァンは変化がわかりやすい。(他学級の学生は基本的に条件を満たさないと仲間になってくれないが、シルヴァンは女主人公で条件なしで仲間になってくれる仕様だったりすることも)
女主人公なのに男扱いされるようなこともないので、主人公の性別に関する違和感はなく進められます。
結婚できる
本作の恋愛要素として主人公や仲間同士で結婚ができます。
組み合わせは主人公と仲間、仲間同士などさまざま。(結婚相手は1人まで)
また、結婚は任意。結婚させないことも可能。
主人公と仲間の結婚、仲間同士の結婚で大きく仕様が異なります。
主人公の結婚
主人公は仲間になった異性キャラクター、一部同性キャラクターと結婚可能。
友好度が一番高い仲間がいる状態でクリアすると、エンディング後に結婚イベントが発生し、乙女ゲームぽい1枚絵を見ることができます。
仲間同士の結婚
ほぼ全員の異性と結婚できる主人公に対して、仲間同士では決まった組み合わせでのみ結婚が可能。
一番友好度の高い相手とエンディングを迎え、2人の後日談を読むことができます。(※主人公のように結婚イベントは発生しない。)
異性同士であれば結婚。また、同性同士の友情エンド、親子でエンディングも迎えることができる。友好度が高い相手がいなければソロエンドもあり。
好きなキャラが主人公以外のキャラと結婚してるところを見たくないという人は同性や親子エンドを迎えるという選択もあり。
前作との比較
前作の覚醒やifに登場した子世代は本作では登場しません。
また、エンディング後の結婚のため、結婚相手との交流が豊富だったifと比べると恋愛要素は控えめ。
ただし、前作の仲間たちの深掘りは若干大味なところもあるので、どちらが楽しめるかは好みな気がします。
「ファイアーエムブレム if」の感想。恋愛要素がやばいシミュレーションRPG【女主人公が選べるゲーム】
仲間たちとの交流のボリュームがすごい
本作一番のおすすめポイントは仲間たちとの交流です。
日常パートとなる学園生活、ストーリー、支援会話で主人公と仲間たちとの絆が深まっていく姿が丁寧に描かれます。
これがえげつないほどのボリューム。仲間たちを好きにならざるを得ない・・・!
学園生活
日常パートでは教師として学園生活を送ることができます。
生徒に指導して育成することや、時には一緒に料理をしたり、お茶会に誘ってのんびり会話を楽しむことも。
会話はすべてフルボイス。
どの会話を1つとってもキャラクターの個性が出ているため、交流が楽しくて仕方なかったです。
ストーリー
本作の2部構成のストーリー、本当にいいです。
生徒たちと楽しい学園生活を1部に対して、5年後が舞台となる2部では3つの国家が争う戦争の話になります。
主人公選択した学級の生徒たちと共に他の学級の生徒と命を懸けた戦いをしなければなりません。
前半の青春なテイストに対して、2部はめちゃくちゃ重くて辛い。
1部で楽しく過ごしてきた大好きな仲間たちが苦しみながら戦争に立ち向かう姿。
見ているのは辛くて悲しいですが、そんな姿も丁寧に描かれてさらに魅力的に感じられます。
支援会話
主人公や仲間同士では一定以上の支援レベル(好感度。戦闘や料理で上げることができる)になると支援会話が発生します。
主人公は仲間全員が対象。仲間同士では決まった組み合わせのみ。2段階〜4段階。
内容はシリアスなものもあればくすりと笑ってしまうようなものまでさまざま。
支援会話ではストーリー上でわからなかったキャラクターの個性が描かれて、ますます感情移入すること間違いなし。
学園生活、ストーリー、支援会話に恋愛要素はありませんが、仲間たち1人1人と丁寧に接することができるので、好きな仲間と結婚した時の喜びもより大きいものになります。
まとめ
「ファイアーエムブレム 風花雪月」の主人公の性別による変化や恋愛要素を紹介しました。
仲間たちと時間を掛けて深い交流でき、結婚の恋愛要素も楽しめるおすすめの女主人公のゲームです。
また、頭を使う戦闘や自由度高い育成要素はやりこみ度が高く、ゲームとしても本当に面白い作品です。
参考になれば嬉しいです。
2022年6月24日には外伝作品である「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」が発売します。
前作とは異なる主人公が登場し、前作の主人公は敵として登場するそうです。
すごく気になる!本作も女主人公として遊べるゲームなのでプレイしたら記事にまとめます。