ホラーゲーム「真・流行り神」の感想をまとめました。
残酷な描写や後味の悪いストーリーに注意が必要ですが、女性主人公と登場人物の関係性が楽しめるゲームです。
ゲーム性ではなく、女主人公で遊べるゲームとしての感想がメインとなります。
CERO「Z」対象年齢18歳以上のホラーゲームです。残酷な描写が苦手な方は気をつけてください。
真・流行り神とは?
- 対応ハード:PS3、PSVita、iOS、Android、(1・2セット)Nintendo Switch
- 発売元:日本一ソフトウェア
- 発売日:2014/8/17
- ジャンル:ホラーアドベンチャー
「流行り神」シリーズのキャラクターや設定を一新した新しい流行り神シリーズの1作目。
文章を読み進め、選択肢を選び、ゲームを進めていくサウンドノベルゲーム。
警察官として猟奇殺人事件「ブラインドマン事件」の解決を目指す。
女主人公について
北條 紗希(デフォルト名・変更可能)。
警察官。特殊警ら課(特ら課)に所属する巡査。
台詞があるタイプの主人公。
気が強かったり、個性が立っているキャラなので、性格が合わないという人もいるかもしれない。
さまざまなホラー要素のあるストーリー
ストーリーは「ブラインドマン事件」を主軸として9つのルートに分岐する。
- ブラインドマン編
- パンデミック編
- 死臭編
- 人形編
- 悪霊編
- 寄生虫編
- 生け贄編
- 洗脳編
- 秘密クラブ編
「呪い」を題材としたオカルトや猟奇殺人事件を扱うサイコホラー、ゾンビなどさまざまなホラー要素がある。
事件を捜査して解決に導く
警官である主人公は捜査の中で情報を集めたり、事件の関係者と対話をして、事件を解決に導く。
ゲーム中で集めたキーワードを使い、事件の情報を整理する「推理ロジック」。
主人公が相手と対話し、真実を暴いていく「ライアーズアート」。
主人公が1対1で相手と会話をして必要な情報を得たり、ピンチを切り抜ける際に、いくつかの選択肢で主人公の行動を決めることができ、その後のストーリーの展開が変わっていく。
注意点
本作はCERO「Z」のホラーゲームのため、残酷な描写(スプラッター・虫)が多いため、注意が必要。
よかったところ
今作のよかったところはこちら。
- 主人公と関本さんの関係がよかった
主人公と関本さんの関係がよかった
主人公と登場人物「関本爽二郎」の関係性がよかった。
関本爽二郎
都市伝説の研究をしている元大学教授。殺人事件「ブラインドマン事件」の容疑で公判中。
「ブラインドマン編」では「ブラインドマン事件」を解決するために、主人公と手を組む。犯罪者でありながら、警察官である主人公の相棒的な存在。
警官と犯罪者がコンビを組んで事件を解決していくという設定が映画「羊たちの沈黙」ぽくて好き。
事件の真相に迫る中で命の危機に瀕した主人公を関本さんが身を挺して守ってくれる展開もあり、すごくよかった。
ただし、本作はルートによって登場人物の設定が変わり(後述)、2人の関係性も変わるので注意が必要。
個人的に2人の関係性を楽しめたのは3つのルート。
- ブラインドマン編
- パンデミック編
- 死臭編
かっこいい関本さんが見れる。
それ以外のルートでは関本さんがクズ化したり、登場しないことがある。
気になるところ
本作の気になるところはこちら。
- 話によってキャラクターの性格や設定が異なる
- 難易度が高い要素がある
話によってキャラクターの性格や設定が異なる
今作一番微妙だった点はルートによって登場人物の性格や設定、役割が異なるため、感情移入ができないこと。
特にルートによって性格が全くの別人になるのはきつかった。
主人公の性格は基本的に変わらないものの、関本さんはルートによってはクズ化することもある。
主人公を平気で見捨てたり、えげつなく殺される展開も。
主人公と関本さんがいろいろな事件を解決していく姿を見たかったのでかなり残念。
難易度が高い要素がある
主人公が1対1で相手と対話し、選択肢によって展開が変わる「ライアーズアート」の難易度が高すぎる。
選択肢と実際の主人公の行動に相違がありすぎて、何を選択すればいいか全く予想がつかない。(例:「はい」を選択したのに主人公は「いいえ」と答える)
間違えるとBADエンド直行。
初見クリアはほぼ無理なので攻略サイトを見たほうがいいレベル。
まとめ
今回は「真・流行り神」の感想を紹介しました。
いくつか注意点があるので人を選ぶゲームだと思います。
- 残酷な描写(スプラッター・虫)
- ルートによって変わる登場人物の設定
また、前作とはゲーム性やストーリーが全く異なるそうです。
私は前作未プレイのため、すんなり入り込めたのですが、前作プレイ済みの方は悪い印象を受けるかもしれません。
ですが、主人公と関本さんの関係性という点においてはかなりおすすめ。
警察官と犯罪者の相棒関係、関本さんが主人公を守る展開はグッときます。
注意点が問題なさそうな場合はぜひプレイしてほしいです。
ニンテンドースイッチでは真・流行り神1と2どちらもプレイできる合作版がありますが、スマホ(iOS、Android)ではルートごとに購入できるので気になる話だけ購入するのもありです。